こんにちは、やちゃんです
今回は現在の夫婦の趣味である、一口馬主についての記事です。
2021年4月現在、我が家は東京サラブレッドクラブとキャロットクラブで一口馬主を楽しんでいます。
目次
一口馬主とは
競走馬の馬主として、一人で一頭の馬を持つのはものすごくお金がかかって無理!!
…だけど、
複数の人がお金を出しあって一頭の馬に出資して馬主気分を楽しめる、というのが一口馬主です。(かなりざっくり)
たとえば、馬代金や保険料からはじまり毎月の餌代・牧場や厩舎への預託料の負担等。
そして、走った際には賞金も出資している口数に合わせて支払われるので、プチ馬主気分が味わえます。
我が家の一口馬主デビュー
我が家の一口馬主の歴史は2016年、東京サラブレッドクラブから始まりました。
当時
やってみたいけどお金かかるし
…無理かな。
と入会を諦めていた彼(現夫)でしたが、
馬券にお金をたくさん使うよりよっぽど楽しみが持続しそうだし、万が一結婚して子供産まれたらますます出来ないだろうからやるなら今じゃない??
と、なぜか私が前のめりで先に入会しました。
そして今も私の方が出資頭数が多いです…(笑)
致命的な出費にはならないだろうし、やっとけば良かったと後悔したくなかったんです。
やらない後悔よりやって後悔!
今思えばですが、年々出資馬は増えて固定費が上がっているので節約的には悩ましくもあります。
まあでも、愛馬のためなので頑張ります。
いつか上のクラスでも活躍して稼いできてくれる大黒柱のような馬が現れたら、みんなの餌代を稼いでくれるのでは?と、淡い期待を持って続けています。
どうやって出資馬を決めたか
2016年出資検討時、カタログ自体はキャロット・シルクも取り寄せました。
ですが、時期的に一次募集も終わったあとだったので2つのクラブは残ってる子もかなり少なかったです。
そのため、比較的残っていた東京サラブレッドクラブの中から…最終的には私が2頭、夫が1頭出資しました。
2016年(2015年産)出資馬
東京サラブレッドクラブで出資したのは計3頭です。
レッドアルジーヌとレッドミスティは私のチョイス、レッドレネットは夫チョイスです。
選んだ決め手は初年度なこともあって直感に近い(笑)
レッドアルジーヌ(ショウダウン15)
父 ハーツクライ
母 ショウダウン(母の父 Darshaan)
牝・芦毛 2015年2月21日生
生産 大道牧場
募集価格 2,000万円(一口出資額 50,000円)1/400口
栗東・笹田和秀厩舎
- 芦毛というだけで他の毛色よりも少なくて貴重でかわいい(芦毛=正義)
- レッドエルディスト(兄)が好き(あの追い込み脚質が好き)
- 女の子(母馬優先狙い)
この頃は何のレースを見ても芦毛しか目に入らない…
応援するのも芦毛優先でした(笑)
レッドミスティ(マンハッタンフィズ15)
父 キングカメハメハ
母 マンハッタンフィズ(母の父 サンデーサイレンス)
牝・鹿毛 2015年4月2日生
生産 社台ファーム
募集価格 2,200万円(一口出資額 55,000円)1/400口
栗東・小島茂之厩舎
- かわいすぎるお顔(特に優しい目)
- 兄弟に活躍馬が多く、血統的な魅力がある割に破格(いつもは40口クラブで募集)
今思えばカタログにも足にむくみがあったり…と
体が丈夫ではなさそうなコメントでてたような…
レッドレネット(プリンセスルシータ15)
父 キングカメハメハ
母 プリンセスルシータ(母の父 サンデーサイレンス)
牝・栗毛 2015年4月16日生
生産 社台ファーム
募集価格 1,800万円(一口出資額 45,000円)1/400口
栗東・須貝尚介厩舎
- JRAの番組に短距離レースが多いので芝・ダートの短距離でも走れそう
- 母の競争成績がいい
- 厩舎がいい(レッドリヴェールと一緒)
翌年の出資についてはこの記事にまとめています
初年度産駒の活躍状況
初年度(2015年)産駒は、未勝利でレッドミスティ・レッドレネットが引退。
レッドアルジーヌは未勝利戦と1勝クラスの勝利という2つの勝利をプレゼントしてくれて、つい先日引退しました。
繁殖牝馬として北海道に戻っていったので、東京サラブレッドクラブで仔馬が募集されたら出資したいな~、なんて妄想を膨らませています。
1頭ごとの収支
レッドアルジーヌ 19戦2勝(2-0-1-1-1-0-4-3-7)
もともとの育成予定がノーザンファームはに変更になったはず。
未勝利・1勝クラスの2勝を挙げましたが、未勝利を勝ち上がった後は堅実に入着を繰り返すというよりは勝つか大敗するか二極化に近い成績でした。
特に後半は笹田調教師が特別戦で頭数が少なめのレースを使ってくれていて、賞金を地味に稼いでくれました。
6歳まで現役で2021年の2月まで月々のエサ代がかかっていたので、支払った維持費は1500円×50月(=75,000円)。
長いお付き合いになればなるほど、これを上回る賞金を稼ぐのはなかなか難しいなと感じました。
牝馬としては初年度から長いおつきあいができました。
アルジーヌの仔に出資するのが
次の夢です!
≪出資金≫
競走馬出資金 | 維持費出資金 | 保険料出資金 | その他出資金 | 出資金累計額 |
50,000 | 75,000 | 5,600 | 0 | 130,600 |
出資金累積額・・・130,600円
≪分配金≫ 年毎の合計の値は確定申告資料の金額を使用
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
出走なし | 未勝利 3/24 10着 891円 6/03 5着 1,798円 6/16 4着 2,225円 7/29 3着 3,138円 8/11 1着 9,335円 1勝C 11/24 16着 1,024円 12/16 7着 1,889円 | 1勝C 2/17 7着 2,340円 3/03 12着 1,031円 6/23 8着 1,773円 7/13 8着 1,773円 7/28 14着 1,031円 年次清算 1,467円 | 1勝C 1/6 7着 1,916円 2/1 1着 13,485円 2勝C 2/16 15着 1,080円 6/6 10着 1,131円 9/12 7着 2,962円 10/04 9着 1,215円 年次清算 180円 | 2勝C 1/24 8着 2,693円 引退時 24,870円 |
7戦1勝 20,303円 | 5戦0勝 9,418円 | 6戦1勝 21,969円 | 1戦0勝 27,563円 |
合計分配額・・・79,253円
回収率 馬代金に対して 79,253円/50,000円=158% 全費用に対して 79,253円/130,600円=61%
レッドミスティ 4戦0勝(0-0-0-0-0-0-0-0-4)
一番初めにデビューしたので、やちゃん一人で中山競馬場まで乗り込んだのが懐かしい…
レース向きではない温厚な性格だったのだと思いますが、調教を強めると体重が減ってしまって新馬戦では424㎏あった体重が引退レースでは388㎏まで落ちてしまいました。
調教を耐えて、しっかり食べれる子であることが大事、とミスティは教えてくれました。
あと・・・めっちゃ可愛いです。
≪出資金≫
競走馬出資金 | 維持費出資金 | 保険料出資金 | その他出資金 | 出資金累計額 |
55,000 | 30,000 | 2,992 | 0 | 87,992 |
出資金累計額・・・87,992円
≪分配金≫年毎の合計の値は確定申告資料の金額を使用
2017年 | 2018年 |
新馬 12/15 15着 919円 | 未勝利 4/22 11着 891円 6/16 12着 891円 7/21 9着 891円 引退時 26,569円 |
1戦0勝 919円 | 3戦0勝 29,242円 |
合計分配額・・・30,161円
回収率 馬代金に対して 30,161円/55,000円=55% 全費用に対して 30,161円/87,992円=34%
レッドレネット 3戦0勝(0-0-0-0-0-0-0-0-3)
レッドレネットはコメントでのんびりして扱いやすい子とずっと言われていました。
募集時の写真、月末の写真の更新の際に毎回おもっていたのは ”眠たそうな目” をしている、ということ。
レースを重ねることに着差が開いていく…
レネットは眠たそうな目、おとなしいコメントは競走馬向きではない可能性を教えてくれました。
≪出資金≫
競走馬出資金 | 維持費出資金 | 保険料出資金 | その他出資金 | 出資金累計額 |
45,000 | 31,500 | 2,448 | 0 | 78,948 |
出資金累計額・・・78,948円
≪分配金≫年毎の合計の値は確定申告資料の金額を使用
2017年 | 2018年 |
出走なし 0円 | 未勝利 3/24 12着 891円 6/24 16着 891円 8/18 14着 891円 引退時 23,224円 |
0円 | 25,898円 |
合計分配額 25,898円
回収率 馬代金に対して 25,898円/45,000円=58% 全費用に対して 25,898円/78,948円=33%
1年目出資馬収支まとめ
レッドアルジーヌはそれなりの回収率をたたきだしましたが、レッドミスティ・レッドレネットは未勝利引退のため切ない結果になりました。
2015年産収支まとめ(3頭)
出資金累計額 130,600円+87,992円+78,948円=297,540円
合計分配額 79,253円+30,161円+25,898円=135,312円
回収率=45%(-162,228円)
初年度産駒の収支を把握してみたら悲しくなってきました。
とはいえ、一口馬主はお金以外にも愛馬の成長やレースのドキドキ感なども味わえるので続けています。
実際どのくらいかかるのか、参考になれば幸いです!
2年目以降の出資馬についてはこちらの記事でまとめています。